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11.11.2011
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旅行記4
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ドイツで迎える二度目の朝。この日も前日同様6時起床でした。朝ご飯に出てきたじゃがいものおやきのようなものが美味でした。正式名称は分かりませんが、取り敢えず美味でした。←
この日はアジア系の客が多かったですね。隣の中国人ぽいおばさんがシリアルが浮かぶお皿にカプチーノ投入して、友人と二人で、えええええ?!あれってシリアルとヨーグルトだよね?その中にカプチーノ投入したんだよね?ええええええ?それっておいしいの?!みたいな反応をしておりました。笑
この日はフランクフルトのホテルを離れてバスでハイデルベルクへ。フランクフルトからハイデルベルクは思ったより近くて、朝の清々しい空気が心地よかったです。ハイデルベルクには団体観光客が沢山いて、フランス、スペイン、中国、各地から人が来ているみたいでした。
バス乗り場から続く道を進んでいくとゴンドラのようなものがあって、その上を通って歩いていくとエリザベート門がありました。




これはフリードリヒ5世が奥さんのエリザベス・ステュアートの20歳の誕生日に、彼女を驚かせようと思って一晩で造らせた門だと言われています。そんな訳で急いで造ったので裏はこんなに味気ないんだそうです。





これはバロック様式で、四本の柱は樹木をイメージしています。所々に動物が見え隠れるするのがかわいいですね。
このエリザベート門をくぐって進むとStückgartenに入ります。シュトュックガルテンは直訳すると大砲の庭。元々は城の防衛の為に大砲が置いてあったのですが、フリードリヒ5世によって庭園に変えられたそうです。







Stückgartenからハイデルベルク城を見るとこんな感じ。ハイデルベルク城をは何度もフランス軍の攻撃にあって破壊されていて、ここからだと本当に廃墟っぽい感じがしました。ここら辺の建造物はみんな赤砂岩?というもので造られているのでピンクっぽく見えるんだそうです。
再びエリザベート門の外側に出て道なりに進むとチケット販売所があります。そこで入場券を購入して警備員さんに挨拶をしながら、いざハイデルベルク城へ!!







ここには防衛の為分厚い門がありました。上を見上げると重そうな柵があって、敵が攻めて来たらこれを落下させていたんだなあというのがよく分かります。ちょっとえげつない話ですが、柵の向こうの天井に穴があるのが見えますでしょうか。場合によっては柵と柵の間に敵兵を閉じ込めてこの穴から煮えたぎったお湯や油を流し込んでいたそうです。





そしてこちらの扉もちょっとやそっとじゃ壊れないように頑丈な造りをしております。リングに傷跡があるのが分かるでしょうか。これには伝説があって、昔とある城主が「これを噛み切ることができた者にハイデルベルク城を譲ろう」と言ったのを聞いて、悪魔が城欲しさに歯が砕けるまで挑戦した為リングに歯型がついた、ということだそうです。結局リングは噛み千切れなかったそうですが。
やっぱり戦乱の世の中だと「うちの城は頑丈ですよ!」っていう情報をばら撒いておくことが重要だったのかなあと思いました。情報戦略って大事。うん。















そして門を抜けると手前にフリードリヒ館、右手にはオットハインリヒ館、更には井戸棟…などなど、赤い建造物が視界に飛び込んできます。独特の威圧感があって、要塞っぽさを感じました。
写真を見れば分かって頂けると思いますが、このお城、とにかくゴシック様式やらルネサンス様式やらが混合していて、ちょっと煩雑な印象を受けます。戦乱が絶えない時代に継ぎ接ぎして作った城なので、中から見るとあまり統一感がないんだよ、とガイドの方に教えて頂きました。







そして綺麗な日時計。こういった日時計を見るのは初めてだったので友人とふおおおおおおお!!と奇声を上げてしまいました。笑
そしてフリードリヒ館の向こう側へ出ると……














このテラスからの眺め!先程通ってきた市街地をざっと見下ろせます!ゆったりと横たわっているのはネッカー川。アルテ・ブリュッケ(直訳すると古い橋)とも呼ばれるカール・テオドール橋が見えました。ここでは団体客の写真を撮ってチップをもらっているらしい人がうろちょろしていて、「モルゲーン!どないですかー?ぼちぼちでんがなー!」とドイツ人のお兄さんに声をかけられて、「あんたその大阪弁どこで覚えたん…笑」と思わず吹いてしまいました。写真は自分たちで撮って「おおきにー。堪忍なー」と言いつつお兄さんに別れを告げ、その後は世界最大というワイン樽を見に大樽棟へ。







これはまだ大樽じゃありません。中樽です。それでも後ろにあるお手洗いの入り口と比較すると大きさがお分かり頂けるでしょうか。最初わたしはこれが大樽だと思っていたので、そりゃあもうびっくりしました。
大樽はこの向こうの暗室に保管してありました(大きすぎて写真が取れない…汗)






何と言うかもう規格外の大きさでした。樽の前には樽の番人ペルキオくん(かなりの呑兵衛だったそうです)の像と樽を作る際に使われたというコンパスが飾ってあります。その横にあるもふもふは紐を下に引っ張ると飛び出す仕掛けになっていて面白かったです。

一行はハイデルベルク城を満喫して市街地へ向かおうと、再びエリザベート門の方へ。こちらの警備員の皆さまは本当に気さくな方ばかりで、あちらこちらでにこやかに声を掛けて下さいました。
ハイデルベルク城を出る門のところではこんなお茶目ないたずらを。




Look!と言われたので見てみたら、門の飾りのライオンが間抜けなことになっておりました。皆で写真を撮りながら笑っていると、現地のおにーさん達も楽しそうにして下さいました。

そしてわたし達は下から城を見上げる為に、先程テラスから見下ろしていたアルテ・ブリュッケに。







橋の前には鏡を持つ猿の像があります。猿はつまり「馬鹿」を意味し、その猿が鏡を持っているというのは「馬鹿は誰だ?自分の顔見て確かめろ!」ということなんだそうです。記念撮影をするときはこの猿を兜に見立てて、中に頭を入れて写真を撮るのが正しいらしいですよ。現地の方に吹き込まれた情報なので本当かどうかはわかりませんが(あれ










橋から城を見上げると中から見るより一段と綺麗でした。中か見るとゴシック&ルネサンスのキメラといった感があったのですが、下から見るとまさに町のシンボル!!
最後の写真に城をちゃんとおさめたのですが逆光のせいでちゃんと判別できない……ううう(´;ω;`)
でもこのお城の景色は本当に綺麗だったので、興味がある方はググってみて下さい←





ちなみにこの橋も町の攻防の為にしっかりとした造りをしております。この分厚い門。威圧感を放つ柵。中々壮観でした。







カール・テオドール橋を見た後はお昼ご飯の時間になるまで市内をぐるっと見て回りました。とても印象的だったのは路上駐車の多さ。こちらではあまり駐車場というものがないので、適当なところに適当に駐車するのが普通らしいです。






右手は教会、その周辺はマルクト広場です。日本でいうところの城下町の市という感じでしょうか。









こちらは旧学生牢ですね。当時の大学は自治を行っていたので、大学内のギャング(?)は自分たちで取り締まっていたんだそうです。今は売店になっておりました。







こちらの広場では公開処刑が行われていたんだそうです。見上げればハイデルベルク城。修復中なのがちょっと残念ですが、仕方ないですね。




この道を通っていたときに(教会からかしら…?)讃美歌の旋律が聞こえてきました。一同馴染みのある讃美歌だったのでみんなで顔を見合わせてにっこり。「若きー我等はー御国のしもべー」と三人程で懐かしい歌詞を口にしたら「やめてよ恥ずかしい!!」として別の友人に怒られました。しょぼん。

そんなこんなでお昼ご飯はソーセージでした。




ドイツといえばソーセージ!わくわく!と思いながらマッシュポテトと一緒に頂きました。もうほんっとおおおおおおに美味しかったです!!マッシュポテトはわたし達がよく知っているものと違って、生クリームが混ぜ込んであるのでしょうか、やわらかくてあまくてほくほくで幸せ。ソーセージ自体もとってお美味しいのですが、このソースが本当に美味しくて。デザートのベリー系コンポートも美味しくて「ドイツ料理まずいとか嘘やん!めっちゃおいしいやんね!」と友人と言っておりました。
ご飯の後ちょっと手持無沙汰な時間があったので横にあった紙で折り紙の鶴を作ったら店員のおじさんが興味津々といった様子で見ていたのであげてきました。

そんなドイツ2日目の午前。
余談ですが、バス停の屋根にソーラーパネルが付いてたのが印象的でした。流石は環境先進国ドイツですね!
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01.11.2011
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Go through a labyrinth
>> murmur
はろーはろー。みなさまお元気ですかー?
早いものでもう10月が終わり11月になってしまいました。2011年も後2ヶ月です。目下論文発表に向かって友人達とひいひい言いながら図書館に入り浸っている私ですが、良い一年だった!と思えるような充実した日々を過ごしたいと思っております。

そんなこんなで。
今日はいくつか宣伝をさせて頂きたいと思います!

まずは、私がナレーターを務めさせて頂いている「召喚天使」様にて、拍手お礼が次々更新されております。まだナレーターの出番はないのですが、水面下で収録はどんどん進んでおりますので、楽しみにしていて下さいねー!





そして、megalomania.様のハロウィン企画「イグニスの夜」
こちらで私は珍しく少年役をやらせて頂きました。うううう男の子難しいいいいと思いながら収録していたのが昨日のことのように思い出されます。笑
皆さまのとってもかわいらしいお声をご堪能下さいませ!





そして最後!
Twitterで仲良くさせて頂いている皆さまと掛け合いさせて頂きましたー。N的声題様の「犯人さがし」です。個性あふれるキャラクターのほのぼの(ちょっぴりギャグテイスト)ストーリーとなっております。編集を担当して下さった咲紀様に感謝!



BGM:Senses Circuit
BGM:効果音源様 / On-Jin ~音人~
脚本:N的声題
お嬢様なメイド:三橋茅衣子様
気弱なご主人様/お子様メイド:ぺき様
しっかりもののメイド:市川咲紀様
口の悪いメイド:瑞瀬まりの



取り敢えずこんな感じでしょうか。
今年もミーティングのせいでM3に行けなかったのでぐぎぎぎぎぎぎ!という10月でしたが、次こそは!と期待を抱きつつ論文執筆頑張ります。
ではではー
08.10.2011
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旅行記3
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St.Goarhausenでご飯を食べた一行はバスでKölnへ向かいました。ええ、ケルンです。かの有名なケルン大聖堂を目指してライン川沿いをずずずっと北上。鼠城へ睨みをきかせているBurg Katz(猫城)、MarksburgやBurg Dattenbergなど、数え切れない程の古城を眺めながらの道程になりました。ライン川沿いにはやはり葡萄畑や牧場が広がっていて、とても牧歌的な風景でした。牛や馬がああも自由に放牧されているのを見るのは初めてで、本州にはこんな広い土地ないもんなあ、なんて思ってしまいました。北海道には行ったことがないので良く分からないのですが、北海道の牧場はあんな感じなのでしょうか。ふむ。
それはそうと、こちらの牛は白と黒の模様を持っている子は少ないみたいで、基本的には栗色とか黄土色とかと白のまだら模様でした。色薄いなあ、と思わずまじまじと牛を見てしまいました。ちなみに、こちらでは、通りかかった牧場で放牧されている馬や牛が全て寝ていると雨が降るとかいう迷信(?)があるらしいのですが、わたしたちが通った時は半分以上が立っていて、良い傾向だね!と言っておりました。
そうこうしている内に近づいてくるKölnの大聖堂。ライン川を渡って大聖堂のある側の岸に上がります。




近くには何やらおかしな形の建物が。これが一体何なのかは結局分からなかったのですが、面白かったので思わずぱちり。この形の建物が3棟程ライン川沿いに並んでいました。




ケルンの駅の手前辺りから大聖堂を見上げるとこんな感じ。駅自体の外観も何やら面白い感じだったのですが、あろうことか写真を取り忘れておりました。うぬぬ、惜しい事をした。




そしてケルン大聖堂の足元へ。こちらの尖塔はドイツ2番目の高さなんだとか。まあそんな訳で写真に全容を映せなかったのでちょっと残念な感じですがご容赦下さい。ちなみに、ドイツで一番高いのはウルムの大聖堂です。確か。
それにしてもこの威圧感。いかにもゴシック!という感じの高い尖塔、先の尖ったアーチ。向かって左手の方が改修中なので変な足場が付いていますが、それも気にならないくらいの大聖堂自体の存在感。






ケルン大聖堂の脇にはローマ時代の建造物があります。ケルンの名の由来は「コロニア」、ラテン語で植民市を意味する言葉です。ローマに建造されたときの名残があちらこちらに残っているのですね。
大聖堂の手前には噴水。ここの広場は風がびゅんびゅん吹いていて些か寒かったです。天気は良かったのですけれども。ストール持って行って良かったです。
この広場周辺にはパフォーマンスをやってチップを貰っている人が沢山いました。全身金色のお姉さんとか、チャップリンの格好をしたおじさんとか、床に絵を描いているお兄さんとか。見ているだけでも楽しかったです。






噴水の左手に見えるのが大聖堂。右手に見えるのは現教皇のお姿がプリントされた垂れ幕(?)です。ベネディクト16世はドイツ出身なので、ドイツに行くと大概どこの教会でも教皇の写真と出会います。
そして脇から大聖堂を見ると尖塔群と飛び梁がずらずらずらーっと。ふおおおおおおゴシックだあああ!と友人と訳が分からない奇声を上げてしまいました。








ぐるっと周りを見た後は大聖堂の中へ。入った瞬間、沢山の蝋燭が並ぶ棚の後ろにあるピエタが目に入って、思わず息を呑んでしまいました。見上げれば高い天井。横に視線をやれば鮮やかなステンドグラス。
昔高校の先生に言われたことがありました。ヨーロッパの大聖堂なんかに行くと、私達が日本で礼拝をしていた神さまは、ここでお祈りを捧げられている神さまと本当に同じなのかって思ってしまう、と。その感覚がここに来て初めて分かりました。何かね、もう違うんです。学校での朝の礼拝だって、教会での日曜の礼拝だって、こんな空気を吸ったことなかった。こんなにひんやりとして、それでいてしっとりとしている、こんな空気。












ステンドグラスには聖書の物語が描かれています。これは昔は識字率が低かった為。文字が分からないので聖書が読めない人でも聖書の内容が分かるようにしてあったのですね。
そして教会の中心には祭壇が。その脇には一際色鮮やかなステンドグラスがあって、差し込む陽の光が様々な色合いで壁を彩っていました。










写真だとちょっと分かりにくいかしら……。ステンドグラスから入ってくる光が本当に綺麗で。ううう。もうちょっと綺麗な画像をお見せ出来ればよいのですけれども。あうあう。
そして祭壇の奥には色々な人のお墓が。当時の有力者とか、大聖堂建築に出資した人とかのお墓らしいです。ちゃんと調べていないので詳しくは言えないのですががががが。あ、床の模様も凄かったです。思わず人の足元をぱしゃり。恐らく現地の方と思われる皆さんの靴が写っておりますが悪しからず。






そしてこのケルン大聖堂。何と言っても魅力はドイツ2番目の高さを誇る尖塔に登れること!時間はまだまだあるし、折角だしちょっと運動がてら尖塔に登ろう!という事で、一行は脇にある別の入り口へ向かいました。




そちらでは建物内にこんな感じでローマ遺跡が保管されています。遺跡の上に被せるように施設が建てられているのですね。これを奥までいくと受付があり、そこで大人3ユーロのチケットを買うと尖塔を上る螺旋階段への入り口へ入れます。受付のおじさんに"Guten Tag!"と挨拶をして"Erwachsene, bitte!"とたどたどしいドイツ語で言うと、おじさんはにこにこと笑って"Hallo"と言いながらチケットを出してくれました。こういうところでお金を払うのは初めてだったのでちょっと緊張。でもあまりにたどたどしかったので今度からは英語でやりとりしようと心に決めました。←
そんなこんなで7人でわいわい言いながら螺旋階段を上り始めた訳ですが。
が。
この時わたし達は知らなかったのです。ドイツ2番目の高さの恐ろしさを。




こんなふうに小窓から外の写真を撮りつつ、わー結構高くなってきたよーひゃっほおおおおい!と螺旋階段を上っていた一行。螺旋階段の幅は狭く、一番広い所でも足一つ乗るか乗らないかというような幅。そこで上から降りてきた人と鉢合わせするとどちらかが避けなければならず、奥ゆかしい(笑)日本人はすれ違う外人さん(寧ろここでは私達が外人な訳ですが)に大概道を譲ってしまって、狭いところで足場を気にしながら登る羽目に。
そうこうしている内に阿呆な私はやっと気付きました。ケルン大聖堂の尖塔ってかなり高いんじゃない?ということに。更に現在地点ってどこら辺?いま下から何メートル?あと何段この螺旋階段登らなきゃいけないの?そんな疑問が脳裏に浮かびます。けれどこれを口にしてはいけない。口にしたら一同皆気付いてしまう。自分たちがいかに阿呆だったかという事に。
そう思ったとき、7人の内1人、友人Aが無言のまま歩調を落とし始めました。先頭を行く友人Cはそれに気付かずどんどん進んで行きます。うへあ。息を切らしながらわたしは言いました。
「C!大丈夫?生きてる?死なないでね!」
友人Cはぜーぜー言いながら「う、ん……がんばる……」と力無い返答。うへあ。
これ、きっとまだまだ下の方なんだろうな。そう思いつつ必死の思いで上る7人。一切目標地点が見えないので何処まで頑張ればいいのか分からない苦痛。しかも下からはまた別の観光客がやって来るので立ち止まって休憩する訳にもいかず。
ああ、まずい、息切れが。
音を上げそうになったとき、私の目に救いの光が見えました。何と、螺旋階段を離れ横に逸れる道があったのです。なにやら標識があったのですがそれを確認することもせずに飛び込みました。やった!平坦な道!階段じゃない!生き返った!そう喚起しながら一行が道を進むと、そこには。
どどどーん。




か、鐘だあ。と一行。
凄いなあ。大きい鐘だなあ。これ全長結構あるよねえ。わたしの身長くらいは余裕であるのかしら。そう思いながらも言葉が出ないのですこれが。取り敢えず階段の所為で呼吸が……!ぜえぜえ。
ペットボトルの水を飲んでちょっと休憩して一同は再び奮起。よし!登るぞ!

もうここから先はみんな無言でした。喋るのが苦痛。余計な体力使いたくない。今はひたすら登るんだ。ただそれのみ。そんな感じ。
ぜえぜえ言いながら必死に階段を登っていると、「うんうんそうだよねえ辛いよねえ」という表情を浮かべて上から降りてくる皆さまに励まされたり。あああ哀れな日本人にドイツの皆さまが励ましの言葉を!優しい!とか思いながらひたすら足を動かして。
やっと。やっと。やっと平地に出たああああああ!
と、辿り着いた踊り場で大きく息を吐き出しました。ふふふ、やっと着いたわよ。わたし頑張ったわよ。やれば出来るんじゃない。そんな風に達成感に満たされていると、ふと感じた妙な視線。横にいた金髪のおじさまが意味ありげな笑みをたたえながらわたしの方を見ています。
うん?
わたしは肩で息をしながら頭上を仰ぎました。




うそ……まだ、階段、あるじゃないの……
げっそり。本当にもうげっそり。やっと平らな所に辿り着いたと思ったらこの仕打ちですよ。まさかの金属製の洒落っ気も何もない階段。うっわあ。これまだ登らなきゃいけないの?絶望しつつ私達は階段に足をかけました。
ここまで来たら途中でめげる訳にはいかない!!




またしても必死の形相で階段を登る一行。しかしこの階段、段と段の隙間から下が見えるので、登れば登るほど怖くなってくるのですよ。わたしは高所恐怖症とかではないのですが、それでもちょっと怖かったです。
そうこうしている内に頭上からは人々の声と陽の光。これは!と思って速度を上げるわたし。
登りきると、今度こそ、そこは本当に尖塔の頂上でした。




この天井を見た途端ほっと脱力。やっと着いた…ともう唯それだけ。
端の方にちょっと腰を下ろせるところがあったのでそこで小休憩。ふと横に目をやると変な機械がありました。曰く、1ユーロと5セントを入れてハンドルを回せと。その場のノリで言われるがままに硬貨を入れてハンドルをぐるぐる回してみると、徐々に重くなるハンドル。え?なにこれ?と思いながら両手でううううう!とハンドルを回すと、ちゃりん、と茶褐色の硬貨が出てきました。




これ、1ユーロは代金で、5セントをハンドル回してプレスするとケルン大聖堂の刻印付きの硬貨になるみたいなんですね。勿論この5セントは硬貨としては使えません。多分硬貨をプレスするとか日本では違法です。まあドイツだもの。そう言いながら7人全員この硬貨を手に入れました。
そして一行は外の景色を見る為にテラスへ。








この眺望。あれだけ頑張って登った甲斐があったってものです。ライン川や市街地一帯を見渡しながら良い気分に浸れました。
ふと、横にいたお兄さんが写真を撮りたそうにしているのに気付き、さっさと写真を撮って場所をあけると、お兄さんがにかっと笑って"Danke!"と言ってくれたので、わたしも笑顔で"Bitte!"と返しました。ドイツ人基本的にいけめんで辛かったです(あれ

そんなこんなでケルン大聖堂を満喫した一行は地上へ向かって螺旋階段を下る下る。登りとはまた違った筋肉を使うのでひいひい。しかも足場が不確かなのでかなり怖い。本当に怖い。そろそろ脚ががくがくいっていて、ああ膝が笑うってこういうことなのかあ、と思いながらひたすら下る。
やっと地上階に着いて、入る時見送って下さったおじさんと目があうと、おじさんはにこやかに労って下さいました。日本人の小娘がぴいぴい言っていたので憐れんで下さったのでしょう。
疲れたー脚痛いーホテル帰りたいーと泣き言を言いながらちょっと開けたところで休んでいると、職員のおじさんに"Chinese? Korean?"と訊かれました。わたし達は口を揃えて"No no, Japanese!"と。そしたらおじさん、笑顔で「こんにちはー?さようならー?」とカタコトながらも言って下さって。わたし達みんな和みながら「さようなら! Auf Wiedersehen!」と言って別れました。

ちなみに大聖堂周辺の市街地の様子はこんなです。いくつか写真載せておきますね。












上の建物にあるように、ケルンには一部遺跡で一部新築、といった建物がよく見られました。昔の建物を利用しているのですね。中々良い意味でごちゃごちゃしていて面白い街でした。

そんな感じでケルン観光を終了すると、一行はバスに乗ってフランクフルトのホテルへ向かいました。このバスの中ではうまくするとライン川沿いの古城が見える筈だったのですが、ケルンの尖塔を登ってしまったが為に疲労していたわたしは、それはもう見事な程に爆睡してしまいまして、気付いた時にはもう日が暮れかかっていて、ホテルの近くにまで来ておりました。
こちらは日が沈むのが東京よりも遅いので、辺りの景色を見て17時くらいかな?と思っても、あららもう19時なのね、ということが多々ありました。ちょっと変な感じ。そして現地の方の晩御飯は結構遅い時間らしいのですが、わたし達はあくまで日本人の感覚で、19時すぎにはご飯にしました。
晩ご飯はこんな感じ。






すっごく濃厚なトマトスープと豚肉でした。スープは味が濃い訳では決してなくて、トマトがぎゅぎゅぎゅっと凝縮されているみたいな。お肉は言ってしまえばチャーシューの様な味です。チャーシューより分厚くて大きいですけれど。お肉の脇に乗っているのは酢キャベツ。有名なSauerkrautです。この酸味、予想はしていたのですが、やっぱりわたしは駄目な味でした。店員のお姉さんがとっても美人だったので申し訳なさで押し潰されそうになりながらもザワークラウト全部残してしまいました。ごめんなさい。

晩御飯の後は面白半分でフランクフルトのスーパーに行きました。ヨーグルトの種類がやたら豊富だったのが印象的でした。あとニンジンが10本くらい束にして売られていたのにびっくり。あと、流石は環境先進国、レジ袋は全て有料でした。
適当におやつなどを買ってホテルに戻ると、ケルンで相当体力を使ったので、ぱぱっとお風呂入ると即刻布団にもぐり込みました。
そんな感じのドイツ旅行2日目。楽しかったです。
01.10.2011
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旅行記2
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チューリッヒ経由でフランクフルトに到着した一行はホテルへ直行。時差ぼけでふらふらしながらお風呂に入り、あまりの眠さで死にそうでした。しかもバスタブがドイツ人仕様なので、幅はあまりない割に結構長くて、湯船につかっていると滑って沈んで溺死してしまいそうでした。
ベッドに倒れこむようにして眠り、6時に起床。朝はバイキングでした。同じホテルに泊まっていたスペインの方々と一緒で、本場ドイツパンは流石のおいしさ。でも、コンソメスープだと思ったものを食べてみると謎の酸味があって、わたしこの味無理!!と思ってコーヒーで流し込みました。うぎぎ。
ちょっと面白かったのですが、ホテルにいたスペイン人と思われるおじさんにわたしは何故か大層気に入られてしまって、ご飯取る際にも「これ!おいしいよ!」みたいな感じで訳の分からない言語で話しかけられ、コーヒーサーバーの横ではきゃっきゃしながら紅茶淹れを実演して下さいました。さすがスペイン人。朝から謎のテンションでした。
ホテル周辺は住宅街で、通勤通学途中の皆さまと一緒に道路を歩いたりしました。路面電車が普通に走っているのが東京住まいのわたしには新鮮。しかもこの路面電車がメタリックでかっこいいんです。きゅんとしました。
そして7時半にバスでフランクフルトを出発。ライン川沿いを進む移動中、やっと太陽が雲の間から見えました。




眩しい朝日。ライン川の水面に光が反射してきらきら輝いていました。川の両岸には広々とした葡萄畑が広がっていて、視界を遮るものが何もなく、はるか遠くまで見渡せる。空も土地もとにかく広大で、爽快な気分になりました。昨晩の雨がやんで快晴。草木についた露が陽に照らされて光って綺麗で、見上げれば青い空に浮かぶ白くて美味しそうな雲。思わずじゅるり。
そして一行はリューデスハイムへ到着。街並みを見て思わずほわあああ!と声を上げてしまいました。












どこを見ても絵になるのでテンションだだ上がりで写真をぱちぱち。迷惑な観光客ですみません。
ちなみに下の写真は友人に盗撮されていたもの。左がわたしです。






そうこうしつつ一行はワインセラーへ。何の為にって、ワインを飲む為です。




ここは日本人の方が経営なさっているワインセラーで、色々なワインを試飲させて頂きました。肩書き付きラインワイン。文句なしでとってもおいしかったです。デザートワインという食後に頂くワインはその名の通りとっても甘くて、これならアルコール苦手な方でも飲めるんだろうなあ、と。一番おいしいデザートワインはやっぱりアイスワインですね。冬の寒さで自然に凍結した葡萄からのみ造れるというアイスワイン。もう本当に濃厚な味でした。わたしはアウスレーゼというフルーティーなのに辛口なワインが気に入りました。ラインワイン最高!!
ここで友人Aは自宅用にお土産購入。反対に友人Bはほろよい1缶で爆睡してしまう程なので、早々に離脱して脇で椅子に座っておりました。
そして待ちに待ったライン川クルーズ!貨物列車が通るという線路を横目にKDの船に乗り込みます。








クルーズ船に乗ってすぐにデッキに上がると、陽が燦々と降り注いでとても良い気分。川の上なので風がふくと少し寒いですが、日なたでぬくぬくとしておりました。






ライン川の両岸には中世の古城がいくつも立ち並んでいます。戦火が絶えなかったことが窺える風景。ここら辺の城はドイツ語でいうところのBurgで、これは日本人が思う「城」というものよりも「砦」のイメージに近い気がします。戦いの為に築かれた城。ところどころ壊れてはいるけれど、確かにその威厳を残しているような。
















Burg StahleckやKaubの街並み、そしてSchönburgなど、古城や教会を見ながらライン川を北上して行きます。ちなみに、天に最も近いのは教会であるべきだということで、町で最も高い建造物はほぼ絶対に教会なのですよ。
ここではいくつもの古城を見ることが出来ましたが、中でもわたしが気に入っているのがこちら。Pfalzです。




こんなかわいい顔してこの子、川の中州に建てられているので、通行税取り放題で結構えげつないことやっていたのですよ。でもそんなところが好き!!←
そして伝説で有名なローレライ。結構近いところで見ることが出来ました。ただの岸壁と言ってしまえばそれまでなのですが、ライン川はこのローレライを囲むようにして、ここでぐわっと右に曲がります。なのでここは特別川の流れが速くなっていて、昔は通行の難所だったのですね。なのでローレライには美しい歌声を持つ少女が棲みついていて、通りかかった水夫を惑わして船を沈ませるのだ、という伝説が出来たのだそうです。



そしてこのローレライの近くを通過するとき、船内にはローレライの歌が流れます。なのでわたしはこの瞬間をことのほか楽しみにしていたのですが。が!なんと流れてきたのは男性の歌声。可憐な少女のソプラノを期待していたわたしは友人と共に顔を見合わせて目をぱちくり。そんながっつりアルトの歌声だなんて思いもしてなかったのでしょんぼり。
そうこうしている内にお腹が空いてくる時間。St. Goarの次のSt. Goarhausenで下船してレストランへ向かうことに。




お昼ごはんはサラダとスズキのフライとじゃがいもでした。とにかくじゃがいも。物凄くじゃがいも。えええええ2人でこのお皿のじゃがいも全部食べるの?とびっくりしておりました。写真のじゃがいも、これでもいくつかとった後なのですよ。さすがドイツとしか言いようのないじゃがいもの量。






店内の装飾がとってもかわいくて良いレストランでした。頂いた葡萄ジュースは味が凝縮された様な感じで、デザートのプリンもとっても濃厚でおいしくて、もう本当に幸せ。
テンションうなぎ上りの午前でした。
30.09.2011
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Sei so wie du bist, sei so
>> murmur
試験的に日記お引越ししてみましたー
何か問題等ありましたらご連絡下さいませ!